進学と志

 

入試前の時期は、みんな神経質になりがちですので言葉を慎むところですが、今は声を大にして。

進学というのは、手段に過ぎません。

一時的な目標にはなっても目的にはなり得ない。

 

例えるなら、進学は、目的地に行くために飛行機や新幹線に乗るようなものです。

それ自体が目的ではないので、それがダメなら違う手段を選べば良いだけです。

それよりも、一体どこへ行きたいのでしょう。

 

進学以前に大切なのは「志」を持つことです。

「夢」を「志」に育むことです。

「志」を持つ人間の力は圧倒的です。

手段を選ぶ感覚・考え方がより洗練され、難関でも突破できる可能性は高くなります。

 

そのためには、人との出会いや読書で、世の中の色んな人の価値観に触れることが有効だと思います。

教科書に載っていることを理解するのは当たり前。

世の中は、それよりも、もっと高次元のものを求めています。

 

そんなこんなで、私の塾は「進学塾」ではなく「学習塾」としています。

できるヤツ

 どんな会社・組織でも、少なからず「この人、できるなぁ」という人がいます。

私たちは、どんなところを見て「できる人」と感じるでしょうか。

私は、その一つに「キレ」があると思います。(マジギレではなく、キレ味の方)

 

「できる人」は、問いかけに対するレスポンスや進捗が早いだけでなく、見通しや計画にまでキレがあります

別の言い方をすると、そのような人は、こちらが予測するよりも常に先を行っているのです。

 

例えば、ある工場・室に品質改善要求を出したとして、「あの件、良い改善案、出ました? 」と問いかけたときしましょう。

そのとき、「こちらで対策を考えて、既にうちの調整は終わっています。今は関係各所へ実施可否を検討しもらっていますが、たぶん大丈夫でしょう。その時は横展開を考えましょうね!」

という風に返ってくると、「さすがだな!」となるでしょう。

 

そのような仕事の能力に、学歴や肩書などは全く関係ありません

大切なのは、全体性未来へのセンシングだと思います。

それらについては、また気が向いたときに書きます。

 

今日も人に喜んでもらえるように、一歩先へ!

就活レクチャーと人材育成

企業時代に約7年間、リクルーターとして採用活動をしていたこともあり、就活時期を迎える大学(院)生の講師の方に、就活レクチャーをしています。

 

具体的には、採用活動の実態や採用関係者が学生をどのように見ているかについてから始まり、実際に価値を創造する現場、コスト感覚、企業人と公務員の違い、商売の厳しさ、産業界の現状と今後の展望など、私が知り得た事実を可能な範囲で説明していきます。

 

その際、可能な限り高校生も一緒に聞いてもらっています

それは、そのようなことを知って学生生活を送るのと、そうでないのとでは、将来の在り方が決定的に違ってくると思うからです。

そして、高校でも大学でも、社会に出てからのことは殆ど教えてもらえないからです。

これは現在の学校教育の仕組み上、仕方のないことでしょう。

 

今後の社会では、単一の専門性だけでは、なかなか新しい価値を生み出すことはできません

したがって、教える側も、単に教育の専門家というだけは、全く話になりません

なので私のような人間が、子供たちに伝える必要があると思うのです。

 

皆さんが今働いているとすれば、どのような人と一緒に仕事をしたいと思うでしょうか。

何かにワクワクしている。夢がある。そして志がある。

私だったら、そんな方と一緒に働きたい。

 

既定路線を進むだけの人間が重宝される時代はもう既に終わっているのです

実現したいこと、改善しなければならないこと、すごく楽しいこと

私は、そのようなことを皆さんと共に見つけ、共に未来をつくり上げていきたいと思っています。

 

夢について

たまに生徒たちに、勉強だけしててもダメだと言っています。

夢があって、それに向かって生きてないと。

 

多くの大人が感じています。勉強しかできない人なんかより、夢のある人と一緒に仕事をしたいと。

穏やかに書いていますが、心中はもっと激しいです・・・。

 

自分の夢が何なのかわからない人も多いと思いますが、別に焦る必要はないと思います。

基本的には夢がない人なんていませんから。

夢を見つけるには、いろんな経験をしたり、人や本に出会ったりしながら、自分の心に生じる感情をよく観察することです。

そうすると、夢は一つではなく、泉のようにいくらでも湧いて出てきます。

そして、それらが融合して、思いもよらぬアイデアが浮かんだりもします。

 

私もいつも時間がなくて、あたふたしていますが、たまに心穏やかに内観することは、とても有効です。

このブログを見てくださる皆様にも強くお勧めします!

人材育成 「できる方法を探す人」

何らかの課題に対し「できない理由」ではなく「できる方法を探す人」を育てたいと思っています。

「できない理由」を言う人は価値が生まれる現場では有害でしかない。

皆さんの職場,学校にもそんな人いませんか?

そんな人を社会から少しでも減らしたいという思いもあり塾を経営しています。

「できる方法を探す人」は新しい価値を生み出しますので、真の意味で仕事をする人だと思っています。

これまでそんな創造的な人にどれだけ助けられてきたか。

私自身も彼らのような考え方で生きていきたいと思います。

開業2年

塾を開業して2年が経ちました。

おかげさまで、個人的にも組織的にも順調に成長しています。

私がモノづくりの世界にいたせいなのか、他の塾とは雰囲気がまるで違うようです。

正直なところ、同業他社様については全く興味がなため、具体的なことはわかりませんが、馴染みやすく一見ユルそうだけど、気づけば勉強に没頭しているということらしいです。。。

私たちとしては、自分の未来をイメージしながら勉強してもらうように心掛けているので、それが結果になっているのかなと思うと、少し嬉しくなります。

これからも、ありたい姿を探求する組織でありたいと思います。