企業時代に約7年間、リクルーターとして採用活動をしていたこともあり、就活時期を迎える大学(院)生の講師の方に、就活レクチャーをしています。
具体的には、採用活動の実態や採用関係者が学生をどのように見ているかについてから始まり、実際に価値を創造する現場、コスト感覚、企業人と公務員の違い、商売の厳しさ、産業界の現状と今後の展望など、私が知り得た事実を可能な範囲で説明していきます。
その際、可能な限り高校生も一緒に聞いてもらっています。
それは、そのようなことを知って学生生活を送るのと、そうでないのとでは、将来の在り方が決定的に違ってくると思うからです。
そして、高校でも大学でも、社会に出てからのことは殆ど教えてもらえないからです。
これは現在の学校教育の仕組み上、仕方のないことでしょう。
今後の社会では、単一の専門性だけでは、なかなか新しい価値を生み出すことはできません。
したがって、教える側も、単に教育の専門家というだけは、全く話になりません。
なので私のような人間が、子供たちに伝える必要があると思うのです。
皆さんが今働いているとすれば、どのような人と一緒に仕事をしたいと思うでしょうか。
何かにワクワクしている。夢がある。そして志がある。
私だったら、そんな方と一緒に働きたい。
既定路線を進むだけの人間が重宝される時代はもう既に終わっているのです。
実現したいこと、改善しなければならないこと、すごく楽しいこと。
私は、そのようなことを皆さんと共に見つけ、共に未来をつくり上げていきたいと思っています。