高校の小論文指導に関わる取り組みが酷い

何人かの生徒と面談をしていて知ったのだが、複数の高校の小論文指導で、新聞社の社員を招いた指導が実施されている。

文章の書き方の他、社会を知るために新聞を読めといった指導を行いっているとのこと。聞く限りどの高校も同じ某A新聞社。

以前からこの某A新聞のコラムを書き写すだけの馬鹿みたいな宿題を目撃したことは何度もあったが、今回のように直接指導することがあると知り、更に呆れたと同時に未だに怒りが湧いてくる。

何より学校の姿勢が許せない。
よりにもよって某A新聞社。
文章を書く指導くらいは教師がやれよ。
生徒に社会のことを知ってもらいたければ、偏ったマスメディアの人間など呼ばずに、リテラシーを教えろよ。
そんなことすら教えられないなら、学校から去れ。

これは強く思うことだが、軽薄かつ偏った報道内容に触れることは、高校生にとって害悪でしかない。
今や社会のことを知るのに新聞やテレビは適していない。
高校生が社会で活躍する5年以上先のことを予測するにも適していない。
若い人が自分で未来を切り開こうとするならば、自分で詳しくデータを調べて、書籍を読んで、知識や考え方を学ばなければ、自己実現は果たせない。
目先の小論文を上手く書きたければ、まずはそこを押さえたうえで、文章の書き方を学ぶべきだ。

この社会悪ともいえる実態を保護者をはじめ、多くの方々に知ってほしいと思う。