「文書」問題から考える社会と教育

最近、世間を賑わせているある「文書」を巡る政治の話題について、私は、人を貶めることに傾倒する野党議員のような生き方を心から軽蔑しています。

その人の生きざまを通して明るい未来が見えるようでなければ、政治家としての素養はありません。

「文書」問題で騒いでいるのが立憲民主党員だから酷いということではありません。

自由民主党だって、権力や私利私欲に溺れている政治家はたくさんいます。

しかしながら、別の立派な国会議員が仰るように、こんな人たちでも選挙で選ばれてその職に就いているという事実があります。

大切なのは、政治の有様が、私たち有権者の状態の鏡になっているということだと思います。

政治家を見て醜いと感じるのは、それはつまり社会の状態が酷いということになります。

社会を、政治を良くしようと思えば、私たち有権者が思考の分断を無くすよう努力し、子供たちに良い教育を施す必要があります。

政治・思想は自由ですので、特に教育は公平・中立であるべきです。

ところが、マスメディアや学校の教職員の思想が偏っているケースがあまりに多く、私の小さな学習塾においても公平・中立に物事を考えられる状態を作ることに苦労しています。

端的に言えば、報道や学校から植えつけられる「分断された思考」を破棄し、様々な角度から事象を捉える能力が身につくように指導を繰り返しています。

欺瞞に満ちた政治やマスメディアに打ち勝ち、子供たちが将来、より良い社会を築いていけるように今日も頑張ります。

高校の課外授業

【生徒の皆さんへ】

高校の課外授業の受講は、あなたにとって最善の選択ですか?

そうでなければ、勇気を持って不参加にしてください。

課外授業を受けないとなると、学校からは、受けるように圧力を掛けたり嫌味を言われたりすることあります。

ですが、低質な時間の使い方をするべきではありません。

週に5時間、年に10ヵ月として、年間で200時間以上が失われることになります。

    5[時間/週]×4.3[週/月]×10[月/年] = 215[時間/年]

失われた時間は永遠に戻ってきません。

200時間あれば、何ができますか?

(例)入試に必要な英単語を全て覚える。
(例)苦手な数学を克服する。

私だったら、睡眠に充てます。
慢性的に睡眠不足であれば、睡眠時間を1時間の増やすだけで、脳の活性は劇的に変わります。


【学校の教職員諸君へ】

人の時間を奪うことは、最も罪深いことのひとつです。

教師は聖人であれとまでは言わないが、せめて人として誠実でありなさい。

生徒のために一生懸命に授業をしていることはわかりますが、どんな授業をしてもそれが学力向上に繋がるのは少数の生徒のみです。

そんなことをする暇があるなら、勉強方法を一緒に考えるなり、生徒の進路に繋がるよう社会動向を一緒に予想するなり、人のためになる時間の使い方をしなさい。

生徒の貴重な時間を奪うことは今すぐにやめること。

全員合格!

今日は公立高校入試の合格発表でした。

全員合格!

100%っていうのは嬉しいですね。

誰も志望校を下げずに挑んでの結果です。

しかも高校別の合格者数では学区内トップ校が最多です。

毎年、クラスの性質が変わるので、その都度ベストな対応・対策を考えきました。

今年は特にそれがうまく機能しました。

 

それと、大学入試組も今日で全員合格を勝ち取りました。

特に浪人生の合格は本当に嬉しいです。

どれだけ努力してきたかを、この1年間ずっと見てきましたので。

多くの困難があっても、自分で決めた道をまっすぐに見据えて力強く歩んできた姿は立派です。

今後も、志を大事にして成長していってほしいです。


塾としても、これに満足せず、より良い指導を目指して改善を続けていきます。

完成度を高めるということ

私は、些細な仕事であっても完成度を高めるよう心掛けている。自分でも驚くような結果というのは、できる限りのことを尽くして初めて生じる可能性が出てくる場合が殆どだ。

講師・スタッフに対しても、私はその姿勢を求めている。例えば一枚のコピーであっても、端に黒い筋があるまま生徒に渡しているようであれば講師・スタッフに対して指導する。こんな些細なことであっても、一事が万事、その先にある結果の程度は自ずと定まってくる。

授業ではなおさらで、教材に沿って小中学生に指導するくらいであれば誰にでもできる。そんな授業であればやる価値はあまりないし、講師としても塾としても存在価値はない。

サービス業としての付加価値は、「やれる人が限られていること」か「やる人があまりいないこと」に多く生まれる。完璧主義に陥らない器用さは必要だが、難しいことでない。ただ「丁寧にする」ことを「続ける」だけだ。それだけでも価値はある。

簡単な努力を今日も積み重ねていこう。

今年も変化の年に

明けましておめでとうございます。
(遅くなりましたが・・・)

やっと今日から本格始動、ではなく年末年始も動いていたのですが、なかなか事が進まず苦労しています。

表に出るような変化を起こすのは大変で、一人の力ではすぐに限界に達します。

なので、多くの方々の協力が必要ですが、どうすればより良く力を合わせられるかを考えている日々です。

そうして、自ら起こした変化を感じることは楽しいに違いありません。

さて、「1+1」は「2」にも「3」にもなるという、くだらない話を時々聞きますが、「1+1」はどう考えても「2」です。
答えが「3」や「4」になるなら、式の立て方が間違えているだけです。

逆に「3」や「4」になってほしいならば、式を立て直せば良いということです。
くだらない話に私も乗っかりましたが、思い込みをなくし、足元とその先を見つめて今何をすべきかを考えようとしているところです。

今年もよろしくお願いします。

理解の定着

問題集や模試の解き直しを一生懸命やっているのに、成績が伸び悩むことがあります。

ある程度、量をこなさないと効果が出ないということもありますが、「定着」に問題があることもあります。

解説を読んで理解でき、解き直したら正解できるのに、時間を空けるとまた解けなくなる。

つまり、その場では問題をクリアしても「定着」していないのです。

なので、忘れそうな時期を見計らって、もう一度見直すことがより重要になります。

それをコツコツと続けていけば、必ず「定着」し、他の初見の問題でも解けるようになります。

一度地図を見て歩いた街を、数日後にまた歩くことを想像してください。

1回目は地図や方角などで頭がいっぱいでも、2回目、3回目となると、建物や植生など周辺のことにも気づくはずです。

そうすると、別の道もまた見えてくるかもしれません。

つまり、1つの問題を味わい尽くして、その周辺まで知ることが大切です。

さて、秋も深まってくると、様々な問題集に手を出したくなります。

しかし、大切なのはやはり「定着」です。

これができて初めて数をこなす段階に入ります。

なので、問題をいくら解いても成績が伸びずに悩んでいる方は、まずは焦らず、これまでに解いた問題に向き合ってください。

間違えたり解けなかったりした問題が、貴重な財産となるはずです。

模試の取り組みを大切に

自分の解いた模試ほど役立つ問題集はありません。

何故なら、自己採点した時点で「解ける問題」と「解けない問題」に仕分けできるからです。

「解けない」→「解ける」ように勉強。

こうして、模試の使用を繰り返せば成績は上がるはずです。

ここで、更に効率良く学力向上に繋げるには、もう少し工夫が必要です。

不正解だった問題について、その原因を分類することが大切です。

知識不足なのか、論理的判断のミスなのか、等々。

例えば、論理的判断ミスなのに文法の勉強をやり直してもあまり意味がありません。

また、厄介なのはケアレスミスです。

練習でケアレスミスをする人は、それを軽視して何も対策をしなければ本番でもやらかします。

いずれの原因であっても、適切な処置が必要です。

このようにして、受験生は模試の取り組みを大切にしてください。

模試を学力の確認だけに使うには、あまりにもったいないことです。

ただし、基礎が身についていない場合は、この取り組みばかりしても空回りを起こすので、やはりまずは基礎を固めてください。

さて、そうしているんだけれど、成績が上がらない方へ。次に書く記事をご覧ください。