2022年8月24日、岸田首相がこれまでに再稼働した原発10基に加え、7基の再稼働させる方針を表明し、更に次世代原子炉の開発にまで踏み込んで言及した。
日本の資源や国際情勢を考えれば、この動きは当然のことであり、遅すぎるくらいだと私は思っている。
エネルギー問題は、安全保障や食糧問題と同じく、国にとって最重要レベルの事項である。
しかしながら、このような動きに対して、すぐに多くの報道機関は猛烈に批判し、全力で阻止してくるだろう。
様々な手を使って、政権を貶める報道をするに違いない。
私が現政権を支持するか否かはさておき、自由民主党と統一教会に関する報道や、防衛費増額に対する報道など、メディアの論調は著しく偏っており、いつもそのやり口は卑怯だと感じている。
話を元に戻すが、エネルギー問題は、人の生き死ににかかわり、国家の存亡にもかかわる。
エネルギー問題は、社会の根幹的な問題であるから、資源、環境、経済、国際情勢、安全保障など様々な事柄と密接に関係している。
そのことを踏まえて、ベストミックスをどう考えるかが重要である。
再生可能エネルギーの普及は進めるべきだと思う。
しかし、それだけで良いのか?
エネルギー密度の問題を、そしてパワー密度の問題をどう克服する?
エネルギー問題を考えるときに必ずぶつかる、これらのような物理的意味すらわからない人が批判を口にしても話が乱れるだけだ。
同じように次世代原子炉についても、それががいかなるものか知ったうえで議論しなければならない。
くどいようだが、エネルギー問題は、様々な要因が絡み合い複雑である。
複雑であるからこそ、問題を多面的に捉え、バランスの取れた方針を打ち出す必要がある。
よく知らないが故に怖く感じ、だから「原発」と聞いただけで、批判したくなる人もいるだろう。
しかし、一番怖いのは、知らないまま発言することで人の心が乱れ、世の中が良くない方向に進んでしまうことだ。
よく調べてよく考えてたどり着いた結論であれば、どんな意見でも尊重するが、そうでないケースが最近あまりにも気になったので、今日はこのことを記した。
私自身ももっと勉強する必要があるが、有機的に物事を考えられる人をどのようにすれば育めるようになるか、そのことを真剣に考えていきたい。