春期講習 絶対に無料にはしない

この時期になると塾や予備校の広告が目立ちます。春期講習は無料のところが多いようですが、うちは有料です。絶対に無料にはしません。無料というのが気持ち悪いからです。

なぜそう感じるのか、自分なりにその理由を考えて整理してみました。

まずは、自分を裏切る行為だからです。私は春期講習が良いものになるように真剣に考えています。無料にしてしまば、どんなに手を抜いても無料だからと言い訳ができてしまいます。私にとってそれは不誠実です。

次に、講師やスタッフに失礼だからです。私の考えに賛同してくれ、時には意見を出してもらいながら、皆で作り上げる講習。それを無料にしてしまうなんて、これもまた裏切りです。

さらに、安さを売りにすると、売り手も買い手も心が貧しくなり本当の貧困を招くからです。どこぞの共産党じゃあるまいし、貧困を食い物にするつもりなどありません。

とはいえ、商売をするからには器用さも必要です。新規参加者には割引をしたり、継続して正式入会する方には特典を用意したりして、工夫はしています。

結果的に受講者が減ったとしても、それで健全でレベルの高い教育が実施できるなら、私はそれで良いと考えています。

健全に価値を生み出し力強く経済を回していく、その営みが社会を良くしていくことだと思いますが、いかがでしょうか。