仕事のスキルアップ

塾運営の様々な業務の中で、大学生の講師に役職をつけ、指導計画や企画・実行等を担ってもらっています。
特に今は新年度が始まって、仕事量が増えている最中です。

作業の途中で私が色々とアドバイスしながら進めてもらっていますが、一つ一つの作業にかなりの時間が掛かっています。
資料一つ作るにも、実に様々なことを並行して組み上げていかなければ良いものはできませんし、欠けている視点に気づく必要があるので、非常に難しく感じているようです。
少し前まで高校生で、殆ど正解の決まった問題にしか取り組むチャンスがなかったのだから仕方ないと思っています。
指摘するたびに、「あっ!」となり頭を抱えていますが、一生懸命にやってくれています。
もしかしたら受験生以上に学んでいるかも・・・

たぶん就職する頃には優等生になっているので、社会人一年目から大活躍でしょう。
そういった意味でも社会貢献はできているのかな。

仕事の出来不出来についてはこれまでにも触れたことがありますが、
向上心があり、改善すべきことに気づかなければ、上達しません。

企業に勤めていたころ、ある問題を解消するために、私がチーム長として年上である先輩Kさんにデータ解析を指示したことがありました。
私であれば40分~50分程度で片付く内容でしたが、その先輩Kさんは一週間経って使えないポンコツ資料を提出してきました。
「なんじゃこりゃ」と呆れかえっていると、それを見ていた別の先輩Sさんが私を呼びました。
私を席の横に立たせたまま作業を始め、10分足らずで完璧な資料に仕上げたのです。

速すぎて何が起きたのか全く分かりませんでした。
自分の未熟さを痛感しました。
そこから、またスキルアップしようと努力しました。

今、その当時のことを思い出しながら、大学生講師を指導しています。
相手の向上心を確かめながら、自分にも改善すべきことはないか、考えを巡らせています。

これからも、勉強と改善の連続です。

今年の大学入試を振り返って

今年の大学入試結果が出揃いました。

嬉しかったのは、諦めそうな状況から逆転で合格を勝ち取った生徒が複数いたことです。
とても感動しました。

また、一部の講座を受けていただいた生徒が東京大学 理科一類に合格しました。
とても誇らしく思います。

一方で、不合格に終わった生徒もいます。
非常に重い責任を感じています。
何をどうすればよかったのか、様々なことが頭をよぎります。

WEBサイトには合格実績をさらっと載せています。
塾の宣伝のことを考えると、大々的に載せた方が良いのですが、あまり気が進みません。

理由は、不合格になってしまった生徒のことが大きいですが、他にも2つあります。

一つは、大手予備校や塾では、1回授業を受けただけの人でもカウントして〇〇大学〇〇人とするようですが、そんなのと同じになりたくないということ。

もう一つは、前にも書いた気がしますが、教育者は謙虚であるべきと思っているからです。
どんな優秀な先生でも、「あの子は私が受からせた」なんて言ったが最後、その人の教育者としての社会的価値は無きも同然と思っています。卒業生が将来、社会で活躍しながら、ときどきこの塾のことを思い出してくれたら、それで十分です。
「こんな私でも少しは役に立てただろうか。今後、生徒にはどのように指導していくべきだろうか。」そう考えていなければ、人が育つ"場"は生まれません。

この一年の反省を次に活かすべく、取り組みは始まっています。
これからも謙虚に改善を重ね、最良の指導を目指していきたいと思います。

カンニングはダメよ!

指導の一環で、小テストや理解度チェックテストを行っていますが、残念なことに、ときどきカンニングが発生します。

ちょっと魔が差したくらいだったら許すこともありますが、基本的には除籍とします。

特に不誠実な態度であれば、人として許すわけにはいきません。

やめさせてそのまま大人になれば、社会から排除すべき対象なとる可能性もありますが、私はこの塾をゴミ処理施設にするつもりはありません。

せめて、他の生徒たちや一生懸命にやってくれている講師たちのためにも、目の前から消えてもらいます。

世間ではどうだか知りませんが、当塾おいてはそんな奴に人権はない

良くない宿題

塾生がとんでもない量の宿題を高校から課されていることがわかりました。その理由が稚拙計画性もなく、本当に呆れています。

真面目にやっても効率的に成績は上げることには繋がらないやり方であり、正しい勉強法で学習を進めている生徒にとっては、邪魔でしかないので、本当にやめてほしいです。


保護者にも連絡をして、なるべくやらないようにお願いしていますが、表立って高校と喧嘩させるわけにもいかず、対応に苦慮しています。

今回の件に関しては、止めようとした教師もいたようですが、組織としてどうなっているのでしょうか。
教育機関としての資質を疑いますし、当該の教師は恥ずべきです。

但し、ここ北九州では、このようなことはよくあるというのも事実です。
保護者の皆様は、お子様が次のような宿題をしていたら、学校でも塾でも疑ってください。

・計画性がない
・不正解の問題を解き直す仕組みがない
・作業的な宿題
 (例)
   -  新聞のコラムを書き写す宿題
   -  英文をひたすら和訳
   -  不合格の単語テストで正解分も書直し
   -  量が多すぎて答えを写さざるを得ない

そんな無駄な宿題をするよりも、次のようにして自分の勉強に取り組む方が、良い結果が出ます。
 ★入試問題のレベルを把握
 ★入試での目標点数を認識
 ★目標と今の実力の差を認識
 ★最適な勉強法・計画を考案
 ★それに従って学習を進める


以上、本当に困りました。

 

【本音】
生徒の皆様には無駄な宿題はやらない勇気を持っていただきたい。
そして、保護者の皆様も、お子様が先生怒られた際には毅然と対応していただきたい。

進路の強制(理転救済)

一部の高校では、2年生進級時に理系の人数に制限があり、定員オーバーの場合、成績の低い生徒は半強制的に文系クラスに入れられることがあるそうです。

これ、人権侵害ではないですか?
著しく国益・社会の福祉に反することではないですか?

公立大学の文系学科は、受験科目が少なく、数学や理科をやっていなくても合格できる可能性が高いです。
勘ぐってしまうのですが、高校の進学実績のためにそのようなことしていませんか?

教育者が自己の都合のために子供の進路を制限するなど言語道断
私がそのような高校関係者であれば、恥ずかしすぎて生きることを今すぐやめます。

文系・理系と分けること自体がナンセンスですが、数学や理科の知識・スキルは、その人が将来、社会貢献をする大きな助けになります
たとえ数学・理科が苦手でも、苦労して身につけた知識やスキルは、いつかどこかで役立ちます

私は、このようなことで被害にあわれた高校生を救います。
お近くの方は是非、声をかけてください。
塾に入らなくても、アドバイスくらいはできると思います。

進路指導の実態

高校での進路指導は適切に行われていると思いますか。無知な進路指導の先生が偉そうに生徒の将来を決め込んでいる実態を知るにつれ、強い憤りを覚えます。

生徒は大学生になるために勉強をするのではありません。目的はより先にあるもっと大きなもので、入試で合格することはその手前にある一時的な目標に過ぎません。

そもそも、進路相談を受けたとき次の項目に答えられるでしょうか。
 ・その業界にどんな職種があるか?
 ・業界マップを認識しているか?
 ・商流を把握しているか?
 ・パラダイムシフトをどう捉えているか?

私は大手メーカーで、仕事の一部として、技術系の大学生・大学院生に対するリクルート(採用)活動をしていました。そんな私でさえ、自分の知識や情報が古くなっていないか確かめたうえで、これらのことを伝え、幾つかの提案をしています。自分の専門外の分野についての相談があれば、当然調べます。生徒の人生がかかっていますから、ある意味、学習指導よりも大事です。一生懸命にリサーチします。

高校での進路指導もそうあるべきです。でも実態はそうなっていないんですね。ろくに調べもせず、薄っぺらな知識と大学の偏差値を見てしゃべっているだけ?
今すぐに消えろ。

特に高校生の皆さんは頼るべき相手を間違えないでください。未来のことをあれやこれや考えている人や、最新の技術・製品についてよく調べている人を見つけて相談してみてください。
物事は多面的であって、支配因子はすぐに変化します。一時的なことにとらわれず、将来の、世の中がどのように変化しようと柔軟に生きていける強靭性を身につけてください。
共に未来を切り開きましょう。

肩書で仕事をしない

 私の大切な仕事場である有機学習塾では、肩書を前面に出したり、他人の肩書を見て仕事したりする人・習慣を極力排除しています。

 主な理由は、そういう人は能力が低く、組織としてのパフォーマンスに悪影響を及ぼすからです。能力があって志を持っている人は、そんなものには目もくれず、一生懸命、やるべきことに取り組みます。

 そもそも肩書はその人の能力を直接表しているわけではありません。例えば「〇〇大学教授」や「〇〇株式会社役員」という肩書があっても、殆どの場合、中身は普通のおじさん・おばさんです。個人的な社会的インパクト(アウトプット)を調べてみると驚くほど空虚なことが多々あります。他の母集団に比べると、頭が良くて仕事の能力が高い人の割合が大きいという傾向はあるかもしれませんが、本当に優秀な人はごく一部です。

 肩書というのは、組織の中での役割を示しているに過ぎません。
そんなことを気にするのではなく、まずは高い志を持ちましょう。
そして、本質を見て仕事や勉強をし、謙虚な気持ちで自分の技能を高めましょう。