完成度を高めるということ

私は、些細な仕事であっても完成度を高めるよう心掛けている。自分でも驚くような結果というのは、できる限りのことを尽くして初めて生じる可能性が出てくる場合が殆どだ。

講師・スタッフに対しても、私はその姿勢を求めている。例えば一枚のコピーであっても、端に黒い筋があるまま生徒に渡しているようであれば講師・スタッフに対して指導する。こんな些細なことであっても、一事が万事、その先にある結果の程度は自ずと定まってくる。

授業ではなおさらで、教材に沿って小中学生に指導するくらいであれば誰にでもできる。そんな授業であればやる価値はあまりないし、講師としても塾としても存在価値はない。

サービス業としての付加価値は、「やれる人が限られていること」か「やる人があまりいないこと」に多く生まれる。完璧主義に陥らない器用さは必要だが、難しいことでない。ただ「丁寧にする」ことを「続ける」だけだ。それだけでも価値はある。

簡単な努力を今日も積み重ねていこう。